~ ニート問題 ~ ニートと就職活動
新卒者を求める企業は依然、多いですね。
そんな中でのニートの就職活動はとても厳しいものです。
しかしその気になって活動すれば必ず就職できます。
だたし、新卒者の就職活動とは違った心構えをする必要があるでしょう。
まず就職活動には情報収集が不可欠です。求人誌や求人サイトを利用するのもよい方法ですが、既卒者が利用できる就職フェアや就職セミナーも良い情報収集の機会になります。また全国に設置されている「ジョブカフェ」を利用すると一度に多くの情報が得られ、さらに専門家のアドバイスも受けられるため便利です。
ニートの就職活動では面接が重視されます。面接では自分の長所をアピールし、好印象を与えることが大切です。しかし長年ニートであった人は卑屈になっていたり、自信の無さがにじみ出ていたりすることが多くあります。面接時には多少無理をしてでも自信を持って受け答えをすることです。面接官はニートであった過去よりも、やる気を重視しています。
またニートの期間が長いと身だしなみなどがおろそかになりがちです。就職活動前には最低限の身だしなみやマナー、礼儀作法を身に付けておきましょう。面接前には家族など、他人に全身チェックをしてもらうと安心です。
職務履歴で空白の期間があるニートでは、無職の期間に何をやっていたかということが聞かれるかもしれません。そこでは偽らずに、自分を見つめ直す期間として過ごしてきたことを上手く話す練習をしておくとよいでしょう。面接官に良い印象を与えようと嘘をつくのはよくありません。
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近年、ニート問題がよく話題にのぼるようになってきました。
政府もニート問題を深刻な社会問題として受け止め、さまざまな政策を考案しています。
しかし若者の間では、「ニートがなぜいけないの?」という素朴な疑問を持つ人も多いようです。
昔の考え方では「学生は卒業したら働く」のが当然であり、それに疑問を持つ人はいませんでした。
「働かざるもの食うべからず」です。
医療や交通、学校、年金などは働く人の税金によって成り立っています。
誰しも生きていく上で、なんらかの社会から恩恵を受けているのです。
学校で学ぶべきことを学んだ後は、これまでに受けた恩恵を後世に引き継ぐために社会に貢献する・・・、こういう考え方が当然とされていたのです。
しかし時代は変わりました。
現代の若者はそのように考えない人も多いのです。
社会に出る意味について深く考えることもない、働く意欲も特にない・・・こういう人が増加してきています。
労働人口が減少するにつれ産業競争力は低下し、日本の商業レベルは下がっていくでしょう。
また、ニートはもちろん個人としての問題でもあります。
ニート生活を脱して、正規社員になるのは簡単ではありません。
門はとても狭く、中高年のニートが増加していることも問題です。
経験や職業能力のなければなおさらのこと、手をこまねいているうちに更に年齢を重ね、いっそう大きな所得格差を招きます。
各家庭においても、ニート問題は深刻です。
ニートは収入がないので、自分以外の同居者(主に両親)に経済的に依存します。
もちろん裕福な家庭においては、子どもが働かなくても充分家計が成り立つ・・・ということもあるでしょう。
しかし日本の多くの家庭では、子供がニートのまま自分が先立ったら子供の人生はどうなるのか?とても不安に感じるものだと思います。
ニート問題は家庭や日本社会の維持、発展に関わる問題です。
まずはそう認識することが第一歩となるでしょう。
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