~ ニート問題 ~ ニートの脱出方法
ニート脱出のきっかけの第一歩。
それは「ニートを脱出したい」という気持ちです。
そのためには、人生の中でニートとして過ごす時間に意味があるのか、ニートの将来には何があるのかを考え、自分自身を見つめ直す必要があります。ニートのままではいけない、という気持ちを持つことが大きな前進であり、ある意味で既にニートを脱出していると言えるのです。
ニートを脱出したいと思っていても、何から手を付ければよいか分からないという人もいるでしょう。そのような人は、政府で行っている若者自立塾などのニート支援施設を利用するのも一つの方法です。職業訓練や資格取得に向けての情報収集から始めてもよいでしょう。
例え就職する意欲が湧いたとしても、何年もニートでいた人は行動に移すことがなかなかできす、気持ちばかり焦ってしまいがちです。就職活動なら求人誌やネットの求人サイトを見て働きたいと思う会社を探します。ある程度条件にこだわることも大切ですが、高望みをし過ぎないことも大切です。まず社会に出ることを目標に置きましょう。
ニートの就職活動は厳しいものですが、再チャレンジ制度などの導入など、ニート支援に積極的な企業もあります。そういった企業を探し、履歴書や面接で自分を偽らないことも大切です。
就職活動や資格試験に失敗してもあきらめず、次の道を探しましょう。なるべく自宅で過ごさずに、散歩などに出て刺激を受けることも大切です。ニートに大切なことは前向きな気持ちです。散歩で他人からの視線を受けることで、ふいに自分の意識が変わることもあります。
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近年、ニート問題がよく話題にのぼるようになってきました。
政府もニート問題を深刻な社会問題として受け止め、さまざまな政策を考案しています。
しかし若者の間では、「ニートがなぜいけないの?」という素朴な疑問を持つ人も多いようです。
昔の考え方では「学生は卒業したら働く」のが当然であり、それに疑問を持つ人はいませんでした。
「働かざるもの食うべからず」です。
医療や交通、学校、年金などは働く人の税金によって成り立っています。
誰しも生きていく上で、なんらかの社会から恩恵を受けているのです。
学校で学ぶべきことを学んだ後は、これまでに受けた恩恵を後世に引き継ぐために社会に貢献する・・・、こういう考え方が当然とされていたのです。
しかし時代は変わりました。
現代の若者はそのように考えない人も多いのです。
社会に出る意味について深く考えることもない、働く意欲も特にない・・・こういう人が増加してきています。
労働人口が減少するにつれ産業競争力は低下し、日本の商業レベルは下がっていくでしょう。
また、ニートはもちろん個人としての問題でもあります。
ニート生活を脱して、正規社員になるのは簡単ではありません。
門はとても狭く、中高年のニートが増加していることも問題です。
経験や職業能力のなければなおさらのこと、手をこまねいているうちに更に年齢を重ね、いっそう大きな所得格差を招きます。
各家庭においても、ニート問題は深刻です。
ニートは収入がないので、自分以外の同居者(主に両親)に経済的に依存します。
もちろん裕福な家庭においては、子どもが働かなくても充分家計が成り立つ・・・ということもあるでしょう。
しかし日本の多くの家庭では、子供がニートのまま自分が先立ったら子供の人生はどうなるのか?とても不安に感じるものだと思います。
ニート問題は家庭や日本社会の維持、発展に関わる問題です。
まずはそう認識することが第一歩となるでしょう。
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