~ ニート問題 ~ ニート脱出とジョブカフェ
ニートを脱出したい・・・とはいえ、何から始めてよいか分からない・・・という人にお勧めのスポットを紹介します。
まず第一歩として「ジョブカフェ」に立ち寄ってみてはいかがですか?
ジョブカフェとは経済産業省が行っている「若者自立・挑戦プラン」の一つで、35歳以下の若者が就職に関するさまざまなサービスを1ヶ所でまとめて受けられる施設です。カフェに立ち寄るような気軽な感覚でジョブカフェに立ち寄り、「自分にどんな仕事が向いているのか」「夢の職業に就くためにはどうすればいいのか」「面接試験の成功のコツは」「履歴書の書き方は」などのさまざまな疑問をスタッフにぶつけると、ジョブカフェのスタッフが丁寧に対応し、疑問を解決してくれるでしょう。
ジョブカフェは現在46都道府県に設置されており、それぞれの地域の事情に合ったサービスを受けることができます。
ジョブカフェのよい点は、全てのサービスが無料で受けられることです。施設内ではインターネットや求人誌の情報を自由に閲覧することができます。気負わずに、カフェのようにコーヒーを飲みながら自分のペースで情報を得ることができるのです。
また、施設で適性検査や適職診断が受けられることも便利です。診断結果で迷ったり悩んだりした時には、その場で専門のカウンセラーに相談することもできます。
また履歴書の書き方や面接の受け方など、実践的な研修を受けることもできます。さらに適正や希望に合った仕事の紹介を受けることもできます。就職した後も、継続して相談にも乗ってくれるため、とても心強い存在です。
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近年、ニート問題がよく話題にのぼるようになってきました。
政府もニート問題を深刻な社会問題として受け止め、さまざまな政策を考案しています。
しかし若者の間では、「ニートがなぜいけないの?」という素朴な疑問を持つ人も多いようです。
昔の考え方では「学生は卒業したら働く」のが当然であり、それに疑問を持つ人はいませんでした。
「働かざるもの食うべからず」です。
医療や交通、学校、年金などは働く人の税金によって成り立っています。
誰しも生きていく上で、なんらかの社会から恩恵を受けているのです。
学校で学ぶべきことを学んだ後は、これまでに受けた恩恵を後世に引き継ぐために社会に貢献する・・・、こういう考え方が当然とされていたのです。
しかし時代は変わりました。
現代の若者はそのように考えない人も多いのです。
社会に出る意味について深く考えることもない、働く意欲も特にない・・・こういう人が増加してきています。
労働人口が減少するにつれ産業競争力は低下し、日本の商業レベルは下がっていくでしょう。
また、ニートはもちろん個人としての問題でもあります。
ニート生活を脱して、正規社員になるのは簡単ではありません。
門はとても狭く、中高年のニートが増加していることも問題です。
経験や職業能力のなければなおさらのこと、手をこまねいているうちに更に年齢を重ね、いっそう大きな所得格差を招きます。
各家庭においても、ニート問題は深刻です。
ニートは収入がないので、自分以外の同居者(主に両親)に経済的に依存します。
もちろん裕福な家庭においては、子どもが働かなくても充分家計が成り立つ・・・ということもあるでしょう。
しかし日本の多くの家庭では、子供がニートのまま自分が先立ったら子供の人生はどうなるのか?とても不安に感じるものだと思います。
ニート問題は家庭や日本社会の維持、発展に関わる問題です。
まずはそう認識することが第一歩となるでしょう。
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